
実家の親が、ついに免許返納を決意してくれた!…でも、待てよ? 車がなくなったら買い物はどうする? 手続きはどこで? 車の処分は? やることが多すぎて、何から手を付ければいいのかパニックだ…。

パパさん、落ち着いてください!免許返納は確かに大きなイベントですが、正しい順序で進めれば決して難しくありません。今回は、これまで当研究所で解説してきた情報を総まとめした『免許返納の完全ロードマップ』を作りました。これに沿って一つずつクリアしていけば大丈夫ですよ!
親の免許返納は、単に「運転をやめる」だけでなく、
その後の生活を再構築するスタートラインです。
この記事では、説得から手続き、移動手段の確保、そしてその後の見守りまで、家族がやるべきことを時系列でご案内します。
このページをブックマークして、チェックリストとしてご活用ください。
【Step 1】説得と心のケア:プライドを傷つけない話し方

まだ親御さんが迷っている場合、あるいは返納直後で落ち込んでいる場合、一番大切なのは「心のケア」です。
「危ないからやめて」と一方的に迫るのではなく、客観的な事実と「魔法の言葉」で寄り添いましょう。
- やるべきこと: 車体の傷チェック、ヒヤリハットの記録、ポジティブな提案。
▼ 詳しい説得テクニックはこちら ▼

【Step 2】手続き:警察署での返納と「運転経歴証明書」

心が決まったら、実際の手続きです。
どこで手続きする?
管轄の警察署や運転免許センターで行います。
代理人は可能?
原則は「本人申請」です。
ただし、病気や怪我で入院中、介護施設に入所中など、本人が窓口に行くことが困難な「やむを得ない事情」がある場合に限り、代理人(親族等)による申請が認められています。
※単に「忙しいから」等の理由では認められません。
委任状や、入院証明書等が必要になる場合があるので、事前に管轄の警察署へ電話確認しましょう。
絶対にやるべきこと:「運転経歴証明書」の申請
免許証は最強の身分証明書でしたが、返納するとそれがなくなります。
代わりに「運転経歴証明書」を必ず申請しましょう。
- メリット1:
公的な本人確認書類として永年有効です。 - メリット2:
提示することで、バス・タクシーの運賃割引や、協賛店舗でのサービスが受けられる場合があります。
※特典の内容は自治体や事業者によって大きく異なります。
▼ 運転経歴証明書の申請方法は? ▼

【Step 3】資金作り:不要になった車を「次の足」の資金へ

車が不要になったら、すぐに処分を検討しましょう。
ここで重要なのは「ディーラーの下取りに出さない」ことです。
- やるべきこと: 買取専門店の「一括査定」を利用して、相見積もりを取る。
- 目標: 売却益で、次の移動手段(WHILLなど)の購入資金を作る。
▼ 「車を高く売る手順」はこちら ▼

【Step 4】移動手段:WHILLかシニアカーか?最適な一台を選ぶ

ここが当研究所のメインテーマです。
車に代わる「新しい足」を選びましょう。
どのタイプにする?
- WHILL(ウィル): デザインと小回りを重視する都会派。
- シニアカー(スズキ等): 荷物を沢山積みたい、安定感重視の郊外派。
- 特定小型原付: まだ体力に自信があり、スピード(20km/h)が欲しいアクティブ派。
▼ まずはおすすめ5選をチェック ▼

▼ WHILLとシニアカーで迷ったら ▼

▼ WHILLのモデル選び(C2/F/S/R)はこちら ▼

【Step 5】導入準備:試乗と保管場所の確保

カタログだけで決めるのは危険です。
必ず実機を確認し、置く場所を確保してから購入・レンタルしましょう。
- 試乗: ディーラーやレンタルを利用して、親が操作できるか確認する。
- 保管: 玄関前の階段、マンションの規約、充電電源の有無をクリアにする。
▼ 失敗しない試乗・レンタルの方法 ▼

▼ 階段やマンションでの保管方法はこちら ▼

【Step 6】制度活用:介護保険と万が一の備え

費用を抑えるための制度と、事故に備える保険の確認です。
- 介護保険: 原則「要介護2」以上ならレンタルがお得。例外給付の可能性も探る。
- 補助金: 自治体の購入助成金がないか確認。
- 保険: 「個人賠償責任保険」への加入(火災保険の特約など)を確認。
▼ お金と制度の完全ガイドはこちら ▼

【Step 7】生活サポート:見守りと買い物の仕組み化

移動手段と同時に整えておきたいのが、日々の生活サポートです。
- 見守り: 電話に出ないと不安…というストレスをIoTで解消する。
- 買い物: 重いお米やお水は「コープ」や「ネットスーパー」に任せる。
▼ セコム・カメラ・GPSなど見守りサービスの比較 ▼

▼ 買い物難民にならないためのサービス比較 ▼

まとめ:焦らず進めれば、返納後はもっと自由になる

免許返納は「終わり」ではありません。
面倒な車の維持管理から解放され、新しい乗り物で気ままに出かけられる「第二の自由」の始まりです。
- 説得・心のケア
- 手続き・資金作り
- モビリティ選定・導入
- 生活インフラ(見守り・買い物)の整備
このロードマップに沿って一つずつ環境を整えてあげれば、親御さんはきっと笑顔を取り戻してくれます。
まずは、「今どのフェーズにいるか」を確認して、気になる記事から読み進めてみてくださいね!

なるほど、こうやって全体像を見ると、やるべきことが明確になって落ち着いてきたよ。まずは車の査定と、WHILLのカタログ請求から始めてみる!

その一歩が大切です!スモビラボは、パパさんと親御さんの新しい生活を全力で応援しています。分からないことがあれば、いつでも各記事に戻ってきてくださいね!



